突然ですが、理系大学院生ぐらいになると、批判的思考ができる人多いですよね。
研究者ならキッツいダメだしは得意だよね?
大学院生〜研究者ならば普段の研究活動や論文セミナーなどで立派な論文の穴や未検証の点を突くといった思考法をトレーニングされています。その鋭さでもって、企画者が一生懸命考えた企画のクリティカルな点を指摘しあっていくと、どうしても「激しく切り結ぶ」ようなプロセスになることもあるわけです。リバネスでは、雑誌の企画をつくったりするプロセスで、意見の衝突がよく起こります。今日はなぜか、科学雑誌『someone』を作る中で、品質管理(QC)についてガクガクの議論になったことを思い出しました。
クオリティを高めるためには建設的批判が欠かせないよね
ついチェックをお願いされると良かれと思って批判的思考や凝り性を発揮するリバネス人は多いです。いいもの作りたいから、建設的批判はマストであり、叩けば叩くほど強い企画になる、と思ってる面もあったのかもしれません。すると、振り返ってみればQC担当とはいつの間にか容赦ないダメだしをする人、みたいな誤解が広がっていたように感じます。
とはいえ、「真剣なのだから批判も当たり前だろ?」という面も否定できません。馴れ合いからは鋭い意見はうまれないからです。しかし、当時の議論の結果、QCの最終責任者が「ダメだしをする人」ではダメだ、と結論づけることになったわけです。
ボコボコにするだけが品質管理じゃないよ、という気づき
その当時の議論の結果は一言でいうなら
QCとは、製品が価値を発揮するプロセスを全て見渡しという言葉に凝縮されます。
人と人のラインの流れを整える人。関係を作る、直す役割
だから、QCを行うときは「諦める決断もする」という選択肢も持っていることをよくよく理解して行うべきなのです。負担にならないようにまとめるという道もある、凝り性を発揮しまくるのは時間が無限にあるときや趣味のときはOKですが、時間と相手がいるビジネスではどうしても制限があると理解するべきだったのです。
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