2013年9月10日火曜日

もっと知られるべき、『科学系コンテンツ監修』の醍醐味


リバネスには「科学コンテンツの監修」という仕事がある




マンガ「新抗体物語」(協和発酵キリン)日本テレビ「リアルロボットバトル」サブウェイ「野菜ラボ」すずひろ「さかなラボ」など、すべてリバネスの仕事として関わってきているものだ。
これらの共通点は、すべてのコンテンツにサイエンスが絡んでいること。

コンテンツ監修のお仕事とは

私は、ここにサイエンスブリッジコミュニケーターとしてかかわり、よりよいコンテンツができるように努力してきた。
具体的には、漫画家や編集者、テレビ局の制作、演出スタッフ、ディレクターの方々、web制作会社や、映像制作会社など多数のクリエーターをパートナーとして、彼らに「科学の面白さ」を伝え、刺激する役割を担う。
科学コンテンツの発信・監修の仕事を経験してきて、ここが楽しい、面白いという部分があるので、それについて書く。

魅力を一文でいえば


コンテンツ監修の魅力は、多様な表現手段と、多くの人に届き、時間を超えたコミュニケーションを可能にしてくれる、その源流になることだ。

多様な表現手段をとる

Web、テレビ、書籍、マンガ、雑誌、Twitter、、、「科学」が載らないメディアなんかない。裏をかえせばおおよそ人が気軽に手に取れる何かにはタッチできる。今名前が出ていなくても、これからも色々できる可能性がある。「科学をわかりやすく伝えて、コンテンツ化する媒介となる」スキルさえあれば、形式には囚われない。
どんな表現ができるだろう!?とワクワクせざるを得ない!

多くの人に届く

そもそもリバネス的には、出前実験教室の限界を突破し、多くの人に届けられるようにするためのコンテンツづくり(雑誌someoneしかり)なので、ここは捨てられない魅力だ。ポートフォリオ的には、実験教室がディープで強烈な体験提供のための仕掛けで、マスメディアやwebを使うのは思い掛けない出会いを広く届けるための重要な施策だ。
webPRの代理店やテレビ局、新聞社などの集団パワーで、ふだんから何万人と関わる媒体を通じて、科学コンテンツがぶわっと広がるのは痛快だ。

時間を越える

文字にしたりすると、いいのが時間を超えること。発信と受け取るタイミングに時間差があっても大丈夫なのが、いいところだ(Twitterをのぞく)書籍やテレビ番組の場合、あのときアレみてましたよ!と言ってくれる人がでてくる。Twitterもリツイートの連鎖とか、Youtubeの再生数が地味に伸びていく様なども、「アレみてましたよ」発言に等しい感覚で、これが嬉しい。

その源流になる

出来上がった作品群をみて、どれも自分の知恵や愛情や汗が染み込んでいるような気がしてくる。というのは愛着を持ち過ぎなのかもしれないが、何か創作物をつくったことがある人ならわかってくれるだろうか。「自分がいなかったら、これらは存在していなかった」と心の底から思えるのだ。いままでたくさんのマンガを読んだり、番組をみてきたが、自分が作ったものは格別だ

結論

自分は「コンテンツの発信の源流」という感覚は、多くのサイエンスブリッジコミュニケーターが味わえる部分だと思います。「これらのコンテンツがあるおかげで、今がある」と思えるような仕事をずっとしていきたいです。なにか作りたい人は、一緒に働きましょう。